こあらの念仏日記

境界性パーソナリティー障害のことと明日の生き方を考えるブログ

見ない方が良い情報を見ない

今の時代、たくさんの方がブログを書かれています。

中には、顔を合わせては話さないであろうご自身の考えを書かれている方もいらっしゃいます。


私もこれまで、色々な情報を個人の方のブログから得ていましたし、私自身も昔、育児ブログを書いていたことがありました。そしてその時は、同じママさん同士の交流やゆるいコミュニティもありました。

でも、思い返すと、それもうつ症状が悪化するのきっかけのひとつであったかなーと思います。


人それぞれ、性格も生活環境も違いますし、向き不向きもあります。

わかってはいるけれど、私は影響されやすく、すぐに他人と自分を比較してしまいます。

この人はこんなに素晴らしいのに。
こんなに頑張っているのに。
この人は上手くいくのに。

なんでこんなことを言うんだろう。
決めつけないで欲しい。
自分が正しいと思わないで。

そんなことを何度も思いました。


また、生き方や考え方についての正誤の表現や、学歴職歴の話、自分の書いた記事へいただくコメントなども、読んでいるうちに自分が否定されているような気持ちになることが多く

ネガティブに考えがちな自分。
華々しい学歴も職歴もない自分。
選択を間違えてしまう自分。

そんな自分が段々と惨めに思えてきて、反対に、羨望からくる妬みの感情も持ってしまいました。

それに耐えきれず、ブログは閉鎖してしまいましたが、未だに当時交流のあった一部の方とは、他のSNSで繋がっています。


他人が何をしているのか、何を思っているのか知りたい。

だけど、見たら絶対に落ち込む。

その葛藤がずっとあり、身元がわかるSNSは意識して見ないようにしています。


人の生き方が垣間見えるブログは、読んでいて楽しいものでもありますが、私のように比較して落ち込んでしまうタイプの人間には向いていないのだと思います。

同じようにしようとしても、別の人間なので難しいかもしれないし、上手く行ったからといって幸せとも限りません。


人と比較して、「自分は自分は…」と考えてしまうと、瞬く間に自信喪失します。

それでも自力で復活できればいいのですが、私は他のことが何も手に付かないくらい落ち込んでしまいます。

そして、取り柄のない自分が恥ずかしくて情けなくて消えたくなります。

なんでも話せる友達もおらず、夫や親にも隠し事せず話せるわけでもなく、SNSを見る度に身体が弱っていく。

なので、意識して見る回数を減らしています。

それでも時々見てしまって案の定落ち込むこともありますが。

だけど、他人の事が頭の中に無い時は、割と物事をクリアーに見ることができる気がします。

身体の反応を正しく受け取るためにも、必要のない情報はなるべく得ないことは大切だなーと思っています。