完璧を求めてしまう、というか求めたい。
完璧主義な人はうつになりやすいとよく言われます。
私は、かなりの完璧主義です。
というか、不完全な状態を人に見せることに物凄く恥ずかしさを感じます。
そのため、自信が無いことをするのは避けようとするし、上手くいかなかった時は言い訳をします。
そうこうしているうちに、虚勢を張ったり斜に構えてしまうことが多くなり、自分で自分に「私はこんなに出来る!」と思い込ませて洗脳しているのです。
そして、いざ現場に立ったら、思っていた(=自ら創り上げた)自分より全く出来ない自分がいて、ショックを受けて酷く落ち込みます。
それならば、はじめから「自分は何も出来ない」と思い込ませれば楽なんじゃないかと思いますよね。
でも、その洗脳が上手く出来ません。
私の心の片隅には「そんなはずない。私は出来る。」という意識が必ずあり、それがいらぬプライドを作り上げていて、どうしても消えてくれないのです。
これから仕事を始めます。
育児もずっとあります。
雨の日も風の日も自転車で送り迎え。
帰って来たら急いでごはんの支度。
誰かが体調を崩したらどうしよう。
お金のやりくりもしなきゃ行けない。
借金も早く完済したい。
考えれば考えるほど、全て上手く進めるためにはどうしたらいいのだろう、と完璧を求めていきます。
完璧な母、妻、社会人。
誰からも認められたい。
全ての人に認められたい。
ひとつもミスしたくない。
ひとつも停滞させたくない。
そうやって私は、どんどん自分を追い詰めているのかなあ。
保育園に勤務状況変更の書類を提出するため、兄弟の各園の園長先生に仕事をまた始める旨をお話ししました。
「無理しちゃだめよ。こうじゃなければいけないなんてものはないんだからね。」
「焦る気持ちはわかるけど、ゆっくりね。」
私はこの先生達とそこまで深い関係ではないのに、「お母さんは無理しちゃうからね。」と見透かされている。
いや、そもそも無理はしていないのだけれど、継続する力がない。
それが見透かされている?
「失敗して当たり前」という意識はどうしたら持てるのでしょうか。
失敗は恥ずかしいことですよね。
自分の力不足を目の当たりにしますよね。
上手く行かなかったらどうしよう。
考え過ぎたらだめ。だめ。
楽しいこと、楽しいこと。
自分に言い聞かせて、心を落ち着けたい。
なにかわからないけれど、誰かと話したい。
いや、そうじゃなくて、誰かの考え方を知りたい。
なので、本を読んでいます。
- 作者: 高野悦子
- 出版社/メーカー: 新潮社
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なんだかザワザワした気持ち。
変わりたい。