こあらの念仏日記

境界性パーソナリティー障害のことと明日の生き方を考えるブログ

嫌いだと思っていたものに憧れていた


早くも6月ですね。

先月末から始めた新しい仕事は順調です。

職場の方は皆さん優しく、仕事の進度や教え方も、付かず離れず、早すぎず遅すぎずで、ありがたい限りです。


出勤2日目の日に、職場の飲み会があるということでお誘いいただいたので、夫の帰宅後、少し遅れて参加しました。

まだお会いしたことのない方もいたし、仕事中に世間話をする間柄でもないなかでのお酒の席は、緊張しっぱなしでしたが、わいわい楽しい時間でした。

仕事柄、男性も女性も美意識が高くおしゃれな方ばかりで、自分の場違い感が否めません。


私はいままで、集団で群れるとか、団体での飲み会というものが大嫌いで、恥ずかしいものだと思っていました。

幼い頃からずっと一匹狼として生きてきた私は、自然と一人で居ることに価値を求めようとしてきたのかもしれません。

でも内心、グループを形成してそこに属している人や、大学のサークルのような団体に、コンプレックスと憧れがあったのだと思います。


本当は自分も輪に入りたい。


でも、自分から「私も入れて。」と言えたことは一度もありませんでした。

たまに、そんな引っ込み思案な私の手を引いて仲間に入れてくれる子が居ました。

その時の嬉しさと言ったらありませんでした。

そういう子がいない時は、自然と一人ぼっちで居ました。

寂しい気持ちの反面、気丈に振る舞おう。私は気にしていない、という態度を取ろう。

必死でそう考えていました。


私の人生は、すべて人任せでした。

自分の希望通りに動けない。


そうして蓄積した鬱憤をこじらせて

「一人で居るのがカッコイイ」

といつしか自分に思い込ませていました。



ただ、本当の私は、

人と関わるのが大好きで、いつも信頼できる友人に隣にいて欲しくて、仲間とワイワイすることに憧れていました。

気取ってツンツンした態度を取ったり、勝手に単独行動をしたりしてきたのは、そんな自分の憧れを隠すためのカモフラージュだったのだと思います。

みんなのように大勢で楽しくしたいのに、自分だけ輪に入れないのが恥ずかしくて仕方がなかったのだと思います。


そんな本心に気付いても、やはり自分から

「是非一緒に!」

と言えない私です。

今でも受け身しか取れません。


どうしたら本当の気持ちを顔や態度に出せるのだろう?

どうしたら本当の私で人と向き合えるんだろう?


自分の気持ちや感情や言葉を、いままで改ざんし過ぎたのだと思います。

本当の気持ちと偽物の気持ちのコントロールが、うまく出来ません。