ある種の憧れ
顔は可愛いけど、お世辞にも痩せているとは言えない友達。
たまたまTwitterでその子を見つけて、すごく驚いた。
自分の写真を撮ってもらう仕事をしてる。
いわゆるグラビア的な仕事。
顔に相当自信があるのか、自分が彼女だったら出すのをためらうだろう太ももとかお腹を出すことにも抵抗がなさそうで、わたしにはそれが、すごく羨ましく思えた。
わたしはカメラを向けられると自信のなさで顔が引きつる。体型が気になって隠れたくなる。
だけど、中学生の頃から密かに、だけど本気で、グラビアや風俗の仕事がしたいと思ってた。
綺麗に着飾って、綺麗に写真に残したり、自分のことを誰かが欲してくれることに、すごく喜びを感じていた。
擬似的なことはやってきたけど、ちゃんと水商売をやった経験がないのが心残り。
今からでもできるのならやりたい。
失礼だけど、その子を見て、これでも仕事になるんだなって思ったら、自分もやりたくなった。
たぶん、足りない愛情を求める歪んだ行動ではあるけど、作り物じゃない純粋な憧れでもある。