こあらの念仏日記

境界性パーソナリティー障害のことと明日の生き方を考えるブログ

カウンセリング4回目①(2018/3/12)

性依存の話

4回目のカウンセリングに行きました。

 

counselor(以下C):あなたがいまいちばん困ってるのは性依存の部分だったかな?

 

私:そうですね。でも、0ではないけど50以下になりました。

 

 C:すごいじゃないですか。それはどうして?

 

私:年明けに上司が変わって、仕事でモヤモヤしたり困ったりすることが増えました。この前は辞める騒動を起こしました。それを旦那に話すんですが、私の性格や行動を理解した上でアドバイスをくれて、批判するでもなく、いいんじゃない?と適当に返すでもなく、真剣に向き合ってくれる。私がわけのわからない行動をしても、非難せず理解しようとしてくれる。同時に、私の良い面は良いと言ってくれるし、あなたのために頑張りたいと言ってくれる。精神的にこの人と繋がっていることが私にとってはすごく大切だということと、相手の私に対する思いを確認したっていうのがあるかな。旦那が忙しすぎて私がひとりになる時間がないことも大きな要因だけど。

 

C:そうですか。仕事辞めそうになったの?

 

 

上司との付き合い方

会社を辞める騒動を起こした話から、上司と性格が絶望的に合わないことを相談しました。

 

上司は、ザ・昭和な女性。

人事課題を扱う会社にいるのだし、残業を減らしていこうという世の中の風潮くらい理解していてほしいと思うのだけど、未だに下請けの会社に休日稼働しろとか、夜中作業しろとか言ってしまう時代錯誤な人。

女性性が強くて、人の感情の動きは敏感に察知するんだけど、見当違いな捉え方をして予測不能な行動を取ることが多い。

会議は毎回30分延長する。

やたらと「相談」という名目の会議をしたがる。

 

私は時短勤務なのだけど、退社前1時間の会議が長引いて帰りが遅くなる日が続き、保育園の延長代が2万円近くになることが2ヶ月続いた。取引先を呼んでの会議だと途中で抜けることも難しい上に、会議が終わった後さらに上司に引き止められて何かを言われることもあった。

それを受けて私が「保育園の延長代が2万近くになってしまったので、退社時間を厳守したい。」という話をすると、あの子には仕事量が多すぎるのだと言って、相談もなしに仕事を取られた。

 

ここで私が伝えたかったのは、「会議の終わり時間を守ってほしい」というメッセージ。

それを彼女は「仕事量が多いから減らしてほしい」というメッセージに転換してしまった。

 

この話を聞いたカウンセラーは「その人正しいんじゃない?」と言った。でも、私はどこに正しさがあるのかわからない。仕事量が多すぎるわけじゃない。私は仕事量を減らすことを求めてない。無駄な会議に予定以上の時間を使うことをやめてほしいと言ってる。求めてるものを違うものにすり替えるのが嫌だと言ってる。このカウンセラーはわかってない。私の味方じゃないんだ。と思った。

 

上司との間でそういうことがいくつも積み重なり、私が上司に嫌だと思ってることを一対一の面談で話した。

「一時間の会議の議題がはっきりしてないと何も考えられないし、準備することもできない。結論が出ないから会議の時間も延びる。長い時間取っても、結論と、それを受けて自分が取るべき行動がはっきりしない。そんな、ふわっと始まりふわっと終わる会議が、性格的に苦手です。」と言った。

 

カウンセラーに「どんなトーンで言ったの?」「その状況をカギカッコ付きの会話で話してくれますか?」と言われた。 

意味は分かるけど、すごく話しづらい。

結局、私が「〜」と言って上司が「〜」と言いました…みたいな話し方をしてしまったら、「そうじゃなくてカギカッコ付きの会話で話してほしいんだけど。」と言われ、一気に話す気がなくなった。

なんでこの人こんなに上から目線なの?

 

投げやりになって、「1時間のミーティングが1時間半になるのが嫌です。ってはっきり言いました。」と言うと(本当は言ってない)

 

C:あなたすごいね…今までそういう人とのコミュニケーションを勉強する機会がなかった?そこからやんなきゃだめかあ…。いまの上司とのやりとりで必要なスキルなんだかわかります?

 

なんか…カウンセラーの表情といい言葉といい、馬鹿にされてるとしか思えなかった。カウンセリングって、基本的に全て受け入れるスタンスだと思い込んでいたので、混乱して、私はなんで毎回1万2千円をこの人に払ってるんだろう。この時間に、その価値があるのだろうか。とその場で思考停止してしまった。 

 

私:…

 

C:何か分かる?

 

私:…我慢ですか?

 

C:違います。コミュニケーション能力です。何を言うかじゃないの。相手がどんな印象を受けるかが大事なんです。

たぶんあなたの上司も何らかの特性がある人なんだと思うけど、その人みたいなタイプはあなたのさっきの話のように正論をはっきり言われることで自分が攻撃されたと感じます。だから、コミュニケーションも関係構築もできません。

でも、しょうがないですよ。あなたの成育歴をみると、そういうコミュニケーションを学ぶ場がないまま育っているから。対面して、言葉で気持ちを伝えることに慣れていないだけ。あなたは文章で気持ちを表現することには長けているし、相手の気持ちに考えが及ばないわけでもない。だけど、自分の正しさとか、自分のやり方、リズムを崩されることを極端に嫌う性質があるね。だから、それをしてくる上司に対して攻撃してしまう。」

 

「喋るのが苦手」は今の会社に入ってはじめて感じたコンプレックス。雑談はできるけどプレゼンはできない。資料は作れるけど説明できない。期待してもらってるのに、話し方が下手なせいで期待に応えられない。

対面で伝えることが苦手だということをカウンセラーにはっきりと指摘され、いままで他の得意な面で隠してきた部分を暴かれたような気持ちになった。ショック。

 

私:「仕事を覚えるのは早くて、仕事全般そつなくこなせると思う。一見人当たりも良くてコミュニケーション能力も高くて押すところは押し切る気の強さもあるから営業が向いてそうと職場の人にはよく言われる。だけど、ひとつどうしても納得いかない出来事があると、怒りや悲しみ、悔しさなど負の感情を抑えることができない。泣き出すか怒り出すかして、衝動的に仕事を辞めてしまう。だから、キャリアも積み上がらないし、全部が一からになる。」

 

C:「そうだね。だから、旦那さんの言う事はその通りだと思うんだけど、噴き出しそうになる感情を抑制したら次に繋がるって考えて、今を乗り切るのはあなたにとって良いことだと思いますよ。その上司との関わり方も、これから練習していかないといけないね。」

 

上司との話をした時、カウンセラーの対応に怒りと悲しみを感じてしまって、ちょっと心が離れそうになった。とっさに「この人は私のことを嫌っているから、あなたが間違ってる、あなたが出来ないから悪いというんだ」と思いました。

 

 

 

 ↓長くなりそうなので②に続きます

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