ボーターからの回復をめざして―本当の私を取り戻す―

都内で働く6歳(小1)4歳(年中)2児の母。境界性パーソナリティ障害(BPD)、自閉スペクトラム症(ASD)、HSPの傾向があります。目標は生き辛さの解消。※ブログ整備中。見辛くてすみません。

カウンセリングのあり方

何か足りない感じ

転職する前まで、月一回、自治体の無料カウンセリングを受けていた。

子供関係で話を聞いてもらっていた市の担当者の方からの紹介だった。

 

そのカウンセラーさんは、滅多にいない私が心を開ける人で、私は次第に、この人に私のことを話したい。知ってほしい。そう思うようになっていた。だけど、月曜の限られた時間しか出勤しない方だったので、フルタイムの仕事を始めたことで通えなくなり、1年4ヶ月前から行かなくなった。

 

今は、自分で探した1回12,000円のカウンセリングルームに月1回行っている。
他にも、境界性パーソナリティ障害とか自閉症スペクトラムなど、自分の特性に関係がありそうな本を読んでいる。
気持ちをブログやツイッターに書き出している。

色々と、自分を改善する試みに取り組んでいる。

だけど、なんか足りない。

 

たぶん今ね、インプットしかしてないんだよ。

私は私のことを素直に話したい。自分の言葉で。

ブログみたいに、整理して、見られたくないところを削除したものじゃなくて、私の本当の気持ち。

私には、話せる場が足りない。

 

カウンセリングに対する意識の変化

今までも、カウンセリングや心療内科には何度か行ったことがあった。だけど、自主的にではなく周りに勧められて嫌々行くことがほとんどだった。

だって、25年以上親や夫にすら見せることのなかった本心を赤の他人に見せられるわけないじゃないか。精神科の医者やカウンセラーなんてただのぼったくり。精神を病んだなら自分で治すしかない。精神科なんて無意味。そんなとこに通って薬に頼って生きる人間には死んでもなりたくない。そう思ってた。
心療内科やカウンセリングの最中はいつも、「大丈夫です。」「変わりないです。」を繰り返し、その一言で薬を減らしたり「良かったですね。」と言ってくる医者に辟易していた。

こんな奴らが私をまともな人間にする?普通の感覚に戻す?そんなこと絶対に出来るわけないじゃん。私はこんなに苦しんでいるのに。私の目も見てくれない。この人たちは、私が本心で話せてないことに気付きもしない。

だけど、今のカウンセリングに行き始めてから、「ここは、普段出せない感情を出して良い場所なんだ」と思えるようになった。

自分の中に今まで誰にも出してこなかった感情があることにすら気付いていなかったのだから、今までのカウンセリングや通院がうまくいかなかったのにも納得がいく。

精神医療に対しては上に書いた思考で凝り固まっていた私だから、恥ずかしい感情とか嫌悪されるような思考をカウンセラーに伝えられるようになったことは、私にとってとてもとても大きな変化だった。

カウンセリングの時間は正直苦しい。普段の生活では脳裏に浮かぶことのなかった色んな感情が目まぐるしく転回しながら頭の中を駆け巡る。当たり障りないものもあれば、友達に言ったら軽蔑されるであろう負の感情もとめどなく湧き出てくる。その中でカウンセラーさんに何を言うべきか選択する。なるべく私の核となっている思考を探し出す。ここでは、私が本当に思っている事を話さないといけない。

12,000円払ってるからか、私はすごく真剣にカウンセリングを受けている。

まだ4回しか行ってないけど、確かに何かしらの変化がある気がする。だんだんと欲が出てくる。もっと話したい。自分のことをもっと知りたい。知ってほしい。

だけど、月に4回行ったら、48,000円。払えるわけがない。それで、前にお世話になっていた自治体の無料カウンセリングを併用したいと思うようになった。

 

人に頼ることが出来ない私。

ましてや長年馬鹿にしていたカウンセリングの領域で人に頼るなんて…

1ヶ月くらい葛藤した。

 

だけど結局、勇気を出して、今行っているカウンセリングの補助的な位置付けで月一回くらい話をする時間が欲しい、と市の担当者の方に連絡した。

 

そう。ちゃんと理由も目的もあるんだから。恥ずかしくない。問題ない。私は自分のことを理解している。その上で、カウンセリングの回数を増やすことが必要だと思ったんだから、間違ってない。そうするべきだ。

 

電話した時は、なぜか勝ち誇った気分だった。私はこんなにも自分のことをわかっている。ちゃんと整理できている。今必要なものが何かわかっている。

 

こうして、自治体のカウンセラーさんとの面談の日程が決まった。

 

思ってもみない反応

そして先週、1年4ヶ月ぶりに、Rさんのカウンセリングに行った。

 

部屋がある建物に入っただけで泣きそうになる。

いつも職場や家では押し込めている感情が溢れ出てくる。ここで、私は本心を話せる。そんな場所があることが嬉しくて、歩きながら涙が出てきた。

 

市の担当者さんに繋いでもらって、一週間前に電話で話したRさん。だけど会うのは1年以上ぶり。

泣きそうな自分は引っ込み、「お久しぶりです。」と笑顔で愛想の良い自分が出てくる。

 

だけど、部屋に入った途端、上辺の自分はいなくなった。私の本体はいつもこんなに泣いているのかな…何も話してないのに涙が出てくる。隠さない私でいられる場所。子供の私に戻れる場所。

 

時間がだいぶあいたので、仕事の状況とカウンセリングの進捗を話す。仕事の話をする自分は強い。ちゃんと、順序良く、手短に近況を説明できる。涙なんか出る気配もない。

 

それから旦那の話。旦那は忙しくてほとんど話す時間はないけど、ほんとだったらカウンセリングの話や、今の自分の困ってることについて話したい。めんどくさがられるのが怖いので全部は無理だけど。そんな事も伝える。

 

Rさん「カウンセリングの先生とは、進め方を最初に相談してますか?週何回とか。」

 

私「育ち方含めて複雑な人だから、できたら週一で来るといい。でも、たぶん数年かかると言われてます。でも、週一通うだけのお金はないです。」

 

Rさんが話し始めた。

「カウンセリング順調に進んでいるみたいですね。カウンセリングは相性の合う合わないがあるから、その方との相性がよさそうで良かったです。話すことって結構自分への影響力があるからね。そのカウンセラーさんはたぶん治療の方針をちゃんと持っていて、それに沿って進めていこうとしていると思うんですけど、せっかくうまくいっているのに、私がその間に混ざってしまうことで混乱したり、進みが悪くなってしまわないようにしたいんですね。どうしたらいいかな…パパみたいな立ち位置で聞けばいいかな。そっちのカウンセリングで話したことを再整理する場所にしたいと聞いているけど、それで大丈夫だったかな?今日お話を聞いて、このカウンセリングをどんな場にしようか相談したいなーと思ってたんです。一回、今お世話になっているカウンセラーさんに、もっと話す回数を増やしたいから、自治体のカウンセリングを並行して受けていいか確認してもらうことってできそう?次の予約はいつかな?」

 

え…Rさん、このカウンセリングをしないほうがいいって言ってる?

私、Rさんには本当の気持ちを話せるから、会いたいから、またカウンセリングを再開したいって言ったの。すごく勇気を出したの。

カウンセラーさんとRさんを対立するものみたいにしたくない。私、そんなこと思ってない。私が思ってた反応と違う。私が話したかったことと違う。私はただ、今自分が整理できている私のことを、Rさんに伝えたかっただけなのに。

 

カウンセリングで話を聞く専門家側の事情なんて考えたこともなかった。私の知らない世界だ。信頼して本音を話せる人が二人もできたと手放しで喜んでいたけど、そんなの私だけだった。同業の二人、私が信頼している二人が牽制しあってしまうようなことを私は何も考えずしようとしてた。しかも、私にはこのカウンセリングが必要なんだ、なんてもっともらしい自信満々の言い方をして。

恥ずかしい。すごく恥ずかしい。惨めだ。間違ってることなのに正しいと思い込んで堂々としている恥ずかしい自分。

 

5分くらい言葉が出てこなかった。頭だけが異常な速さで、感情をくるくると転回させていた。

ぶわっと涙が溢れる。鼻水も垂れ流しで、気付いたら髪の毛を引っ張ったり頭を拳でグリグリ痛めつけたりしている。

 

何を言ったらいいんだろう。建設的な話にするなら、ただ話を聞いて欲しいんです。そういう場にしたいです。って言うべき?

そう。このカウンセリングをどんな場にしようかという相談なのこれは。

よくよく考えれば、一方的に話したいなんて自分勝手すぎる。それを正しいと思ってカウンセリング再開したいなんて言い出した私、最低だ。うまくできたことや整理して綺麗になったものを自慢したいだけ。自慢!幼稚園児みたいじゃん!そんな幼稚な思考回路しかない自分。なんでいつも私はこうなんだろう。なんて惨めなんだろう。

 

「私、いつもこうなんです。何をやっても失敗するんです。自分を治そうと、自分で言うのもおかしいけど、努力してきた気がします。人に頼ることもすごく苦手だけど、だんだん自分から頼れるようになってきたと思ってたんです。だけど、私はちゃんと考えてなかった。たぶん考えられる人は考えられるんです。私ができないだけで。

今まで本音、というより自分の本体、核の部分を話せる人がひとりもいませんでした。本当に、ひとりも。親や旦那にだって言えませんでした。それが、カウンセラーさんには話せるようになって、たぶんRさんにも話せると思ったから。心から信頼できる人が1人よりは2人、2人よりも3人のほうがいいな、っていう。一回よりは二回、二回よりは三回話したほうが整理できるな、ってそれだけしか考えてなかったんです。」

 

私の傲慢な考え方。自分のことしか見えてない視野の狭さ。自分に対する怒りと悔しさが込み上げてきて、それ以上言葉が出なくなりました。

 

涙だけがボロボロ流れて、ティッシュで顔を覆ったままずっと泣いていました。ほぼ嗚咽でした。

 

「何をやっても失敗してなんかないですよ。こあらさんが人を頼るのが苦手なのはわかってるつもりだったし、ずっとどうしてるかなって思ってたから、こうやって連絡をもらえて、嬉しかったんですよ。いきなり説明をしちゃったから、見放されたように聞こえてしまったかもしれないね。ただ、うまく進んでいるものの邪魔をしたくないなと思って。ここでのカウンセリングをどうするかを一緒に考えたかっただけなんです。でも、こっちの事情なんて言うことじゃなかったね。私が近所のおばさんみたいに、ただ雑談みたいに話を聞くことができればよかったな…。心理士っていう仕事柄、どうしてもそこは説明しておかないといけなくて。急に距離が開くような話をしてしまったよね。」

 

違う違う違う。Rさんはふつうに仕事を全うしてるだけ。私がこうやって捉えるのがおかしいんだ。やっぱり私、頭おかしいんだよ。

 

ごめんなさい。今すぐ謝りたい。今すぐ私のもっと大事な話をしたい。私が思ってること、考えてること、過去のこと、親のこと、全部話したい。聞いてほしい。それを言わなきゃ。あと15分。私が唯一心を開ける人と話せる大切な一時間。このままじゃ無駄にしちゃう。嫌だ。なのに言葉が出ない…。

 

「私は、本当に話を聞きたいと思ってるし、こんな時に言われるのは嫌かもしれないけど、良かったらまた話しにきてくれませんか?嫌になったらキャンセルしてもいいから、予約だけ取っておきませんか?」

 

私を甘やかさないで。選択肢を与えないで。無理矢理次来る日を決めてください。お願い。ああ…だめだ。コントロールしそうになる。この人を。信頼してる人を。嫌われたくない。捨てられたくない。だけど…

 

「すみません。今日はちょっと頭が働かないので一旦帰ります。また電話します。」

 

帰りたくない。話したい。離れたくない。逃げ出したい。巻き戻したい。一回リセットして。謝りなさい私。あなたが間違ってる。強がって逃げるな。帰るって言ったくせに立ち上がれない…何期待してるの?…惨め。

 

「担当さんから又聞きで聞いたことを、いまそのままお話してしまったから、こあらさんが思ってることと違ったかもしれないね。でも本当に話を聞きたいと思っているんですよ。お仕事在宅でできる日とかあるんでしたっけ?」

 

「担当さんから電話が来た時は仕事中だったので、仕事感覚でベラベラ喋ったのかもしれないです。でも、今の私は確実にその時の私じゃないんです。そうなる自分がいけないんです。私の中には何人かいるんです。なんでこんな誰の役にも立たない話を聞きたいと思うんですか?私だったら嫌です。聞きたいなんて思う人、この世の中にいないと思います。Rさんがなんで私の話を聞きたいって思うのかわからないです。」

 

やってしまった。攻撃してしまった。答えにくいことをわざと聞く。近くにいたい。見捨てられたくない。その気持ちが違う方向に暴走する。本当に私のことが大切なら嫌なこともできるよね?私が喜ぶようなことが言えるんだよね?その攻撃性が出てしまった。

 

なんでいつも、大切な人を困らせるようなことを言ってしまうんだろう。嫌な奴。人を思い通りに操ろうとする。大好きと大嫌いが私の中でぶつかり合う。苦しい。

 

カウンセリングのあり方 

たぶん、Rさんもちょっと泣いてた。

私はそのあと一度も顔を上げられなくて、Rさんの表情まで見てないけど、声が震えてて、本当に心配してくれているんだな、と思った。

 

と同時に「自分の勝ちだ」という浅ましい感情に一瞬なった自分を私は許せない。家に帰ってから全部の指から血が出るまで自傷行為をした。

 

結局恥ずかしながら、

「次のカウンセリングが5月22日なので、その後にします。ここに来ていいかをカウンセラーさんに聞いてからにします。」

 

それだけ言って、6月に予約を取ってもらって、日にちを教えてもらうと同時に走って部屋を出た。

後ろから、「本当に待ってるからね!!」というRさんの声が聞こえた。

 

この日は本当に自分のことを嫌いになった。いらないプライド。人の優しさを跳ね返して傷付ける意地の悪さ。子供やお母さんお父さんで溢れかえる施設を泣きながら走って逃げ出す頭のおかしさ。

 

6月…長いよ。次に会った時に私は謝れるだろうか。何事もなかったかのようにまたRさんを傷つけることを言うのだろうか。

 

それでも今、一週間近くが経って、冷静になった頭で思うのは、私がそれだけ取り乱した姿を見せられる人ができて本当に良かったということ。

 

もちろん私のダメさやおかしさや人に迷惑をかけている状況に変わりはないんだけど、たぶんそれだけ、子供の頃に親をはじめとする周りの全てに気を遣って生きてきたんだと思う。自分を擁護するみたいで情けないけど。

 

たぶん終わった後は恥ずかしやと後悔でまた自傷行為に走るのかもしれないけど、「カウンセリングだって私はスマートにこなせるんだ」なんていうバカげた自尊心を捨てて、泣きじゃくったり、弱くてダメな感情を共有する場としてカウンセリングに通いたいと思う。

そうしなきゃ私はたぶん自分を幸せな人生にしてあげられない。

私は自分に幸せな人生をあげたくて今苦しんでるんだ。

きっと、乗り越えられる。

 

 

 

※6000字を越える長い自分語りになってしまいすみません。最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。自宅にPCがなく、いつもスマホのアプリから見ているので、コメント等気付かないことが多く、スター?などの機能もよくわかってないし、ページも読みづらいと思います。すみません。内容も、理解できないことも多くあるでしょうこんなブログなのに、応援をいただけることもあり、本当に救われています。ありがとうございます。