このブログの特徴と目標
ちょこっと文章を書く仕事をしています。
いま書かせてもらっているのは、会社のメルマガや商品紹介みたいな、ほんの数百字の短い文章ばかりで、会社の何かしらをアピールするものに限られます。
こういう仕事をしていると、「できるだけ平易な言葉で、誰にでも理解できるように、わかりやすい文章を書きましょう」というのが文章を書くときの鉄則です。
編集の大先輩が書く文章を読むと、良い意味で淡々としていて、詰め込みすぎでもスカスカでもなく、「自分アピール」がない。
自己主張がなくてわかりやすい。
そんな文章を書けるのが本当に羨ましいです。
わかりやすい文章とは?
自分アピールのない文章は、誰にでもわかりやすいものになります。
きっちりSEOやってマネタイズしているようなブログはどれもそうです。
表現の仕方は人それぞれ個性があるのだけど、自分の感情はなるべく殺して書いている人が多い印象を受けます。
感情というのはどこに行っても出しすぎるとうざくなります。
仕事でもそうだけど「社長がこう言ってるからこうしなきゃいけないよね。」とか「○○部がこうしているからうちは干渉しちゃいけない。」といったように、感情を軸にして業務に取り掛かると、その業務はすぐに混乱します。
感情に振り回されず、やるべきことを淡々と機械的にこなしていくのがいちばんシンプルでわかりやすく、結果を出しやすい。
十分な情報さえ提供できれば、感情なんてないほうが、受ける側からしてもわかりやすいのです。
だから仕事では「自分アピール」を極力控えて、淡々と読める文章を書かなきゃいけません。(できてないけど。)
私のブログの特徴
じゃあこのブログはどうでしょう?
昨日の深夜に号泣しながら書いた記事を朝になって読み返してみると、自分でも何を書いているのか訳が分かりません。
訳が分からないのに、「私はこう思ってる!!」のアピールが強すぎて、一回読み返すだけでものすごく疲れます。
だけど、思うがままにだーっと一気に書いた文章のほうが、自分のその瞬間の正直な気持ちであることも事実。
私は自分を表現するツールとしてこのブログを書いてきました。
このブログからは全く収益も得ておらず、ただ単純に、言葉にして話せない気持ちを書き出すために続けています。
どうしても人を相手にすると言葉に詰まってしまう私にとって、ここに気持ちをぶつけられるのは救いなのです。
そういう意味で、私はこのブログを読ませるためではなく、自分のために、自分を表現する唯一の場所として使っているように思います。
だけど、反省点が二つあって、
一つは感情の出しすぎでうざいこと。
もう一つは、整理して書いてるつもりがまったく整理できていないことです。
わかりやすさを意識せず「自分を見て!!」アピールがすごいから、
「人に伝わらない」という点で、文章としてダメです。
直します・・・
このブログの目標
自分を表現するツールとしてこのブログを書いているよ、と言いましたが、
このブログで達成できたらいいなと思っている目標が実はあります。
いつだったか、人生の目標として「誰かの何かを変えるきっかけを提供したい」と書いたことがありました。
それを思い出すと恥ずかしくてしょうがないんだけど、そんな人になりたい。
これは、仕事をする上でも自分の理念になっています。
私がカウンセリングの記録を詳細につけているのは、自分の気持ちの整理と治療のためです。
だけど、あわよくば、カウンセリングに一歩踏み出せない人、だけど受けたらきっと良くなる可能性がある人に行動してもらえる何かのきっかけになったらいいな、という気持ちがあります。
もともと自分がカウンセリングに対していろいろな疑念を持っていたのは、カウンセリングがどんなことをするのか想像がつかないからでした。
カウンセリングはこういうものだとわかってもらうためには、会話の進む通りに書き留めていくのがいちばんだと思ったから、毎回カウンセリングルームを出た瞬間にダーッと話の構成をメモして、時間があるときは近くのカフェで一気に書き起こします。
これ実は結構大変。
でも、これが誰かのなにかのきっかけになれたらすごく嬉しいな、という気持ちがモチベーションになっています。
とはいえ自分がまだまだこんな状況なのだから、人様に何かご教示しますというのはおこがましい話で、これからも感情をぶつけすぎるうざい記事が多いと思うけどごめんなさい。
わかりにくくて何書いてるかわかんねーよ、と思われるかもしれないけど、自分を表現するツールとしてこのブログがあることが、とても幸せだなとも思うのです。
いつか精神状態が安定して、人に伝わる文章が書けるくらいのスキルを身につけたとき、このブログが「誰かの何かを変えるきっかけ」になれたら嬉しい。
つたない文章ですが今後も読んでいただけたら嬉しいです。