不安に負けてしまう
やっぱり怖い。
ひとりになるのが怖い。
年末年始は、安定した生活が崩れる。
週5日、毎日会社で会っていた人に会えなくなる不安。
その間、誰も会う人がいない寂しさ。
誰かに会いたい。
寂しい。
必要とされたい。
セックスに逃げたくなる。
私から連絡すれば相手はいるかもしれない。
だけど、もうやめようと頑張ってきた。
そもそも、誰かとセックスしたところで私の寂しさが埋まらないのもわかっている。
瞬間的には満たされるけれども、根本の寂しさは絶対に埋まらない。
それをやるなら、複数の人との関係を定期的に続けないといけない。
でも、そしたらまた元通りになってしまう。
友達だと思ってた人はいつのまにか友達じゃなくなっている。
いつもそう。
気付けば距離を置かれている。
27歳になっても、友達がひとりもいない自分が恥ずかしいし、虚しい。
出会い系に手を出しそうになる。
あんなに簡単に、そして継続して承認欲求が満たされるものはない。
わたしがここにいる感覚が得られる。
生きてる意味がある気がする。
でも、わたしはセックスが好きなわけじゃない。
痛いし、疲れるし、好きでもない人とするのは苦痛だ。
でも、私のことを見てくれる。
必然的に一対一の状況になるから安心する。
いま目の前にいる人のことを私はよく知らないけれど、それでも、いまこの人は私のことだけを見てくれている。
わたしを抱きしめてくれる。
わたしを必要としてくれている。
充足感が得られる。
だから、好きじゃない人にも好きって言う。
嘘もつく。
私のことだけをみてくれるなら、どんな手段でも取ろうとする。
知らない人と二人きりになった時の幸福感はわたしのアイデンティティの確立にとってとても大事なものだった。
いま、それがなくてバランスが取れない。
自分の周りに誰もいない絶望。
ひとりでいるのが怖い。
誰かに見てほしい。
わたしがいることをわかってほしい。
生きてる意味を感じたい。