こあらの念仏日記

境界性パーソナリティー障害のことと明日の生き方を考えるブログ

容姿・頭脳ともに価値の無さを感じて、転職を考えた出来事

 

 

会社でポジションを確保するために必要な2つのもの

昨日は会社の飲み会だった。

はじめて参加した会。

今の会社は規模が大きいから、時々、部署間・グループ間の交流のための飲み会を誰かが企画していたりする。

 

昨日参加してわかったことは、今の会社では「親の経済力」があって「顔面偏差値」が高ければ、社内のポジションや居場所の確保ができるということ。

  

親の経済力

大企業にはじめて就職してみて、最初に感じたのが、「育ちが良い」人ばかりがいることだった。しかも、発言の端々で所得の低い層を見下す。親の経済力が子供の学歴と比例しているのは間違いない。でも、かといって、高学歴で育ちのいい人間を集めたらその場の雰囲気が良くなるかといったらそうではないと思う。(もしかしたら私が良い育ちをしていなくて馴染めないだけかもしれないけれど。)

 

 ある人が、自分の誕生日、当時の彼氏に池袋のサンシャインで好きなものを買っていいと言われ、「私はこんなところでほしいものなんてない」と思って別れたという話をしていた。その言い方も、

“こんな雰囲気の場所で、商品に値引きの赤いシールが貼ってあること自体が恥ずかしい”というような感じで。なんだろう。その受容性の低さというか、格差を作りたがる精神が自分とは相容れないな、と思った。

 

顔面偏差値

前書き…ここに書こうとしていることは、私にとってすごく恥ずかしい感情。プライドなんかズタボロになる話だ。

だけど、言語化して人に話すことで、私は私を飲み込もうとしてくる感情の威力を発散できる。話すことで、整理するための土台ができる。整理することで、起こっている問題が私の問題なのか、他人の問題なのかを明確にできる。

そう自分に言い聞かせて書こうと思う。

 

最近入社された方がすごく可愛い。

 

「可愛い」には2種類ある。

ひとつは、芸能人の中でもトップクラスで可愛い石原さとみや新垣結衣、吉岡里帆みたいな、「造形美」としての「可愛い」

こういう人たちは、一般人でも、見とれてしまうような顔のキレイさだったり、スタイルの良さだったりがあるから、大体100人中100人が可愛いと言う。

 

もうひとつが、顔面は普通または平均よりは整っているという感じだけど、話が上手だったり愛嬌があるといった、内面の割合が大きい「可愛い」

こちらの可愛い人は、明確に好みが分かれる。

性格の合う合わないや、絶対的美人とは言えない容姿から、可愛いと思う人と可愛くないと思う人がいる。

 

入社された可愛い人は前者。

私は完全に後者である。

 

昨日は明らかにその人と話したいという男性がたくさんいた。

私に対しては「キレイですねー」「若く見えます」と誰にでもいえるようなお世辞。

その人に対しては「隣座っていいですか」「いつも可愛い人だなーと思って見てました」「この人が○○さんと話したいそうです」

 

明確な顔面偏差値の格差を見せつけられて、自分の容姿を心底恨んだ。

たぶん私が悪あがきのように歯列矯正をしたり、ダイエットしたり、整形したりしたとしても、絶対にその人のレベルになる事はないわけで、それがわかっていながら今後生きていくことを考えたらただただしんどくて悲しいな、と思った。

 

人が足りないとしても私はいらない

容姿はだめでも性格が理解不能なくらい良かったり、仕事が飛びぬけてできるとかあれば良いのかもしれない。

 

でも、昨日、私の過去の経歴の話になった時、私はだんだん自信をなくしてきて、過去の職歴や経歴を盛ってしまった。嘘を言ってしまった。

目の奥に浮かんでいるであろう不安や後悔、バレないでという懇願。それを俯瞰で感じた瞬間から、ブスなのに嘘つきな自分の無価値さに徹底的にメンタルが打ちのめされた。

 

私の話題からなんとか逸らして、広報担当の人に「私広報やりたい」なんて言ってみたら、鼻で笑われて「でも時短でしょ?」「結構忙しいからね」「そんなに人数いらないわ」と言われて、今すぐに発言撤回したいし、いなくてもいいと思われながら仕事を一生懸命やっているつもりの自分がすごくみじめに思えてきた。

 

傷つかない場所にいたい

いちいち傷付く。勝手に傷付いて疲れる。

結論として至ったのは「この会社をやめよう」ということだった。見た目と経歴しか必要とされない今の会社に私は合わないし、そもそもどちらも持ち合わせていない私には完全に居場所がない。

どこに行ってもたぶん世の中必要とされるものは似通っているのかもしれないけれど、その中でも今の会社は顕著だ。

 

全体のレベルを下げて狭い世界での上を目指したり、もしくは物理的にも精神的にもひとりの世界に浸って、安全なバリアを張って、誰も自分の世界に侵入してこないようにしておかなければ、私はメンタルを健全に保てないのだと思う。

今の大企業から、例えば少人数の中小に転職したとしたら完全に都落ちだけど、そうしないとずっとこの無価値観を感じ続けながら毎日を過ごさないといけない。しんどいにもほどがある。

 

転職が正解なのかはわからないけど、

いまの環境のままで自分の状況の捉え方を変えるのと、環境を変えるのとで比べると、後者のほうが楽な気がする。

逃げかな。