こあらの念仏日記

境界性パーソナリティー障害のことと明日の生き方を考えるブログ

20代で子供を産むメリット―キャリアが先か、子供が先か。―

20代前半で結婚・出産をして、キャリアを築いている(出世している)前例って、いまの日本には本当に少ないです。

 

わたしは、自身が学生結婚して、21歳で子供を産んでいるということもあり、子供を先に産んで、20代後半からでもキャリアは作っていけるということを証明したい!

なんて意気込んでいままで生きてきました。

 

だけど、先に結論を言ってしまうと、妊娠の機能に問題がないのであれば、20代のうちは仕事にまい進して、得意分野や自分の進みたい道をある程度確立したほうがいい。と思います。

 

 

そう言わなきゃいけないのがすごくすごく残念だけど。

 

(※28歳現在の感覚なので、今後意見が変わる可能性は多々あります。)

 

20代前半で子供を産むメリットと30代で子供を産むメリットを比較してみます。

 

20代出産と30代出産のメリット・デメリット*1

20代出産のメリット
  • 自分が未完成ゆえに可能性は無限大。
  • 子どもへの期待だけでなく、自分への期待も持てるので、子どもと自分の人生を切り分けられる。自分の人生を生きられる。
  • 子どもを産んで世界が広がったり、感じ方が多様化した状態でキャリアをつくっていける
  • 子供が早く成人するので、第二の人生が早く迎えられる

 

20代出産のデメリット
  • 制度や前例がない場合が多い
  • 周りに同じような人が少ない
  • お金がない

 

30代出産のメリット
  •  転職できるくらいのキャリアをつくっておける
  • 仲間がたくさんいる
  • ママとしての発言に説得力が増す
  • 制度や前例が整備されている
  • お金にある程度余裕がある状態で出産できる
  • 医療技術が進歩している現代では晩婚・高齢出産のデメリット(妊娠機能的な課題)も解消されつつある

 

30代出産のデメリット*2
  • 守りに入りがちになる

 

こんな感じでしょうか。

すごく経験者のご意見を聞きたい!

 

 

わたしの場合

わたしは二人目の産後、26歳ではじめての就職活動をしましたが、やっぱり新卒と比べて書類が通らない。まったく通らない。

そんな経験をしました。

 

そもそも、転職エージェントに登録を試みた時点で、26歳キャリアなしだと登録できないと断られたところが2社くらいあり、世間はマイノリティに厳しいなと思いました。

 

その中で、まだ26歳ならポテンシャル採用でいけます、と言って応援してくれたエージェントにお世話になってなんとか就職できました。

 

ただ、就職したはいいけど、やっぱり4年の差は大きい。

基本的な名刺交換やPCの使い方もわからずにきてしまったわたしにとって、その差を埋めるのはとても大変なことでした。

 

そして、いちばん悔しいなと思ったのは、自己紹介の際に話すキャリアがないこと。

子育てはキャリアになるとよくいうけど、なりません。

 

キャリアはキャリア、子育ては子育てです。

 

学生結婚・出産は、ほんとにほんとに努力して自分で道を切り開く行動を続けない限り、辛いだけのものです。

だから、努力することは絶対条件。

あとは、若年出産の経験を前向きにとらえて、そのことに自信を持っていることも大事。

 

そんなわけで、ビジネスマンとしては苦行のような日々ですが、人生全体を考えたとき、上に挙げたような、20代で子供を産むメリットは大きいです。

 

30代後半になると、キャリアの先がだいたい見えてきて、視野も、いい意味で狭く深くになっていくと思います。

それに比べて、20代前半である意味まっさらな私たちには、子どもの可能性だけでなく、自分の可能性も無限大にあります。

 

そういう意味で、子どもと自分の人生をまったく別ものとして、自分の人生を生きられるというのはかなりのメリットです。

 

また、子どもを産むと、嫌でも世界が広がります。

感じ方が多様化します。

その状態でキャリアをつくっていけることに私は幸せを感じました。

 

 

総括。

 

21歳で子どもを産んで良かった。

アパレル販売と、経理のパートを経て、いま編集の道に来ました。

周りに追いつき追い越すために必死な毎日ですが、頑張ります。

 

 

 

 

 

 

*1:20代は20代前半、30代は30代後半のことをいいます。妙齢出産除く

*2:想像と周りの意見から書いています