カウンセリング10回目②(2019/2/13)
①はこちらです。
私:信頼して頼れる人ができたっていうことで、さっき「基盤がしっかりした」と言ったんですけど、それは家庭の話で、私個人はいまもずっと不安定な気がします。
人の行動とか言葉の端々が気になって、勝手に嫌われてると感じて距離を置いてしまうことが、職場や子供関係のつながりの中でいまだに日常的にあります。
C:具体的にいうと、たとえばこの2週間で一番引っかかりを持っていることは何かありますか?
私:仕事の話なんですけど、上司と面談したときに「いつまでもそんな仕事をやっていないで」という言い方をされました。
たぶん意味合いとしては、「いつまでもそんな簡単なルーティン仕事をやってないで、もっと難しい責任のある仕事をできるようになろうね。もっと上の段階を目指そうね。」という前向きな意味で言ってくれたんだと思うんですけど、どうしても今の自分を否定されているように感じてしまって。
そのあと、ある原稿を書いて、それを5人くらいの確認に回さないといけないんですけど、怖くてなかなか渡せずにいます。
原稿はほとんどできてるのに「明日読んだらまた気になることが出てくるかもしれない」と思って、ほかの人に見せるのが怖いです。
いま自分の書いたものを否定されたら、上司に言われた「いつまでもそんな仕事をやってないで」が強められてさらに自信をなくす気がするんです。
だから、せめて自分の中だけでも完璧な状態にしてから出したいと思って。
原稿を添付したメールまで作っても、送信できずに何度も下書きに戻してしまったり。
C:その、メールを送れないときって、何か頭をよぎる言葉があると思うんだけど、どんな言葉かな?
そのシーンになって考えてみて。
私:「何が言いたいかわからない」ですかね。
C:それはいつ言われた言葉?
私:言われた言葉ではないかもしれないです。
自分で自分に対して思っていることです。
自分の書いたものを後から読み返して、要点が飛び飛びだったり、まとまりがなかったり「何が言いたいかわからない」と思うことが日常的にあって。
C:自分の原稿を自分で読んでいる段階ね。
実際に言われたわけではないのね。
私:そうですね。あんまり大きい原稿を人に見せる機会がないこともあって、実際に言われたことはないです。
一回、その上司に自分の書いたものを見せたことがあって、そのときは「よく書けてる」と言われたんですけど、それはあんまり受け入れられなくて。
C:あのね、あなたが提出してくれた生活歴、素晴らしかった。
すごくよく伝わった。文章力ありますよ。
だけど、あなた自身が自分のことを認められないのよね。外見とおんなじで。
見た目もすごくかわいい素敵な人なのに、私がそう伝えたって受け取ってくださらないじゃない?
そうすると寂しくなっちゃいます。
あなた人のことを褒めたことない?
私:あります。
C:その人が、いえいえーって謙遜するくらいだったらいいけど、絶対違う!と強く否定されたら寂しくならない?
私:・・・そうですね。
C:そこで関係に亀裂が入るとかまではいかないかもしれないけど、やっぱり褒めことばは受け取ってくれたほうが嬉しくないですか?
あなたは褒めことばは受け取らなくて、悪いことばは受け取りやすくて、残りやすい。
だけど本当に悪いことばなのかっていうと、あなたの解釈が混じってますよね。
そこが、これまでにもお伝えしてきたと思うけど、認知の歪みなのね。
意味を曲解して、自動読み取り装置の誤作動で間違った風に変換されたものが、あなたの中に残ってしまっている。
リンゴを投げてもバナナに変換されて保存されてしまう感じ。
私:あと、いろいろな情報をつなげてしまうんですよね。
その面談のあとに、私の先輩ですごく仕事ができる人とその上司が面談しているのが聞こえてきてしまったことがありました。
そのとき上司は「この部署にはリソースがないから、あなたにやってもらうしかない」という言い方をしました。
それと自分が言われた「いつまでもそんな仕事をやっていないで」を繋げると、自分は部署のリソースとして認められてない=自分は部署にとってまったく役に立ってない、となります。
自分のやったことなんて、やってる仕事なんて、価値のないものなんだな、と思ってさらに苦しくなりました。
C:あのね、それについてはほかの考え方ができない?
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