こあらの念仏日記

境界性パーソナリティー障害のことと明日の生き方を考えるブログ

カウンセリング9回目(2019/1/15)

カウンセリングを再開しました。

前回が8月23日だったので、約5か月ぶりです。

 

 

C:お久しぶりですけどどうですか?

今日はどう進めていきましょうかね。

 

私:家庭のことで大きいことがあったのでそれをお話したいのと、慢性的に不安に感じてることが2つあるので、それについてお話したいです。

 

C:わかりました。

 

私:私の浮気のことが旦那にばれて、喧嘩になりました。

 

C:いつのことですか?

 

私:12月の初めだったと思います。

 

C:ばれてしまったのはどうして?

 

私:Twitterとかブログを通知から特定されてしまって、過去の出来事を全部知られてしまってそれでです。

話をしていくうちに旦那も浮気があったということで、数日間喧嘩が続きました。

 

C:数日間ってことは、お子さんのいる前で喧嘩したの?

 

私:全部を子供のいる前で話したわけではないんですけど、喧嘩してるところは見てます。

 

C:その喧嘩は話し合いっていう形で?言い合い?

 

私:いえ、、、殴り合いみたいな喧嘩になりました。

 

C:どっちから?

 

私:携帯を取られて、慰謝料とか裁判とかの話をされたので、返してって言って、それで。

それで、浮気はお互いあったことだからそれについては相殺することになって、いまは落ち着いてます。

 

C:喧嘩の中でいろんな言葉が飛び交ったと思うけど、どうですか?

 

私:そうですね・・・

 

C:それがあったときにあなたはどう思ったの?

 

私:最初は、いまは思ってないんですけど、これをきっかけに自由になれるならそれでもいいと思っていました。

その時は、家族とか子どもとかと離れてひとりになりたいな、と。

 

C:家族と離れたいと思ったのはどうして?

 

私:時間の自由がなかったのもあるけど、私はある家族の中の一人としてだけ存在していて、私個人として生きることも単体として見てもらうこともないな、と思って。

結婚が早かったので、一人で生きてきたことがなくて、好きなだけ働いたり、好きなだけお金使ったりしたいな、と思いました。

子供がいるとどこかが崩れるとだめだから、ずっとバランスを取りながら生きることに注力していた気がします。

何かに全力投球できる環境になくて、全部中途半端に感じて、そう思うと個人としての価値がないような気がして。

 

C:結婚すると、子供がいると、自分の価値が下がるという考えはいつから持っているんですか?

 

私:結婚する前は、逆のことを思っていました。結婚して子供ができたら自分の価値が上がるって。

でも最近、私単体では価値ないなと思うようになって。

 

C:結婚してないときは結婚して子供を持つことで価値が上がる、結婚したらひとりになった方が価値がある。そう思ってしまうのね。

 

それは、諸条件ですよね。

どちらにしても、自分がひとりでちゃんと存在していると思えれば、自分にOK出せると思うんだけど。

何かの条件があるから価値が上がる下がるという考え方が、あなたが苦しくなってしまう理由かな。

 

全力投球で、自分のためだけに時間やお金を使えていないっていう不満がある?

 

私:はい。

 

C:今の考えはどうですか?

 

私:なんで浮気とか異性関係をやめられなかったのかなと考えたときに、価値確認がしたかったっていうのがあって、それも旦那に話したんですけど、とりあえず、お金を出すからカウンセリングに行って良くなってほしい、自分はあなたの味方でいる、というようなことを言ってくれて、異性関係がなんとなくいらないかな、と思うようになりました。

 

C:味方でいるって言ってくれたのね。それであなたはどう答えました?

 

私:どう答えたかは思い出せないんですけど、気持ちだけでいうと安心しました。あと、早く普通に生活できるようになりたいなーと。

 

C:それで安心してカウンセリングを再開しようと思われた?

 

私:そうですね。あと、心療内科の一つの診断だけでいうとうつっていうのが出ていて、それも旦那はブログの記事を見て知ったみたいなんですけど、旦那のお母さんがうつで苦しんでた時期があったそうで、それもあって、病気のことにも理解を示してくれたような気がしました。

 

C:うつの話は旦那さんにしてなかったの?

 

私:はい。

 

C:それはどうして?

 

私:そういうふりをしてると思われる、見下される、信じてもらえない、お金の無駄遣いだと思われる、全面的に非難される、そう思ったからです。

 

C:全面的に否定されると思ったのね。

旦那さんはカウンセリングにも否定的だったのよね。

こういう形で、うつのこと、カウンセリングのことが知られることになってしまったけど、それについてはどう思いますか?

 

私:良かったと思います。

このことがあった後、自然と異性関係も断つことができて、興味もなくなって良かったな、と思います。

 

C:異性関係に興味がなくなった。それはあなたの中でどういうことが起こったからだと思いますか?

 

私:あんまり実感はないけど、旦那との関係がしっかりしたからかなと思います。

 

C:しっかりしたっていうのはどういうことですか?

 

私:いままで旦那と繋がりが強い部分は一部しかなかったと思うんです。

私は自分に軸がなくて確固たる考えみたいなものもないから、それを持ってる旦那を尊敬してたし好きだったし、その部分だけに強い信頼があった感じです。でも、その他の部分には興味がなくて。目を背けて見て見ぬ振りをしてきました。たぶんお互いにです。

でも、そこをちゃんと見るようになりました。

それで、関われる部分が増えたという意味で、「関係がしっかりした」と言いました。

 

C:しっかり答えられますね。あなた。すごいね。そうだと思いますよ。いままで夫婦関係の話を聞いてきて、仲良さそうとは思ってました。だけど、なんだか実体がないというか、つかみどころのない関係だとも感じていたのだけど、何かそこに希薄なものがあったのね。

でもちゃんと言葉にできてますね。

お互い見て見ぬ振りをしてきたところに向き合おうとしている、スタートラインに立った感じかな。

 

あとは、前回まで、あなたには「共感」が必要だ、あなたが求めているものは「共感」だというお話をしてきたと思いますが、今回の喧嘩を経て、まあお互いコミュニケーションに慣れてないから話し合いじゃなく激しい喧嘩になってしまったけど、結果としては、じゃあどうしたらいい?というところまで詰めて考えられているじゃないですか。

うつっていうことも知られてしまったけど、それについても旦那さんは理解する力があったから、そういう意味で旦那さんからの共感が得られたと感じられたんじゃないかしら?

それが、いまあなたが他の異性に興味を持たなくても大丈夫な理由じゃないかな。

 

あなたはどうしても自動読み取り装置があって、こう言ったらこう思われると先取りして言いたいことを引っ込めてしまう

ご主人はあなたのこと好きなんだと思うけど、あなたのほうがまだ色々な意味で準備ができてないかな。

相手の気持ちを先取りして言わずにいると、今回みたいに「バレた」ってなってしまうと思うんだけど、自分の意思で言えたほうがいいよね?

ご主人はもうちょっと心を開いてもいい相手な気がしますよ。

 

私:まだ積極的に言えることと言えないことがあるんですけど、いままで言えてなかった仕事の話、いままでも状況説明みたいなことはできてたんですけど、特にその時の感情みたいな部分、誰が嫌だこれが嫌だムカつくみたいな部分とか、仕事の話じゃなくても、生活してて起こるほんとに些細な小さい気持ちの揺れとか、言えるようになりました。

 

内容っていうより、時間もあります。

こんな話で相手の時間を奪うのかと思うと話せないなってことがよくありました。でも、毎日何かしら思ったこととかを話すようになりました。

 

C:そういうのを話せるようになってどうですか?気持ち的に。

 

私:いままではモヤモヤしたものが絡まっていて漠然とした不安を抱えてるような感じだったんですけど、毎日少しずつ不満とか口とかを言葉にして話してるうちに、自分の悩みのタネはこれだけだったんだな、とか、この2つが引っかかってるんだな、とか、問題がクリアーになった感じがします。

 

C:大きな変化じゃない!だいぶ楽でしょ?

ご主人も自分の考え方が明確にある人だから、何か反応が返ってくるでしょ?

 

私:そうですね。

 

C:相手があなたが心を許せる相手で、毎日そうやって話をして気持ちを言葉にしていくと、悩みの範囲が狭まっていって頭に余裕ができるんです。そういうことが日常的にできるようになったのは大きいことですよ。

 

感情を言うっていうことの大切さね。

自分の思ったことをそのまま率直に言ってもご主人に嫌われないっていう成功体験にもなってるんじゃない?

 

私:そうですね。聞いてくれるんだ、と思いました。

 

C:遠慮があって言えなかったのね。でも、そういうことを話さなきゃ家族の意味がない。

わざわざ時間を作ってもらわなくても、日常的に、毎日のことを会話する時間が実家では体験なかった?

 

私:ないです。

 

C:共感の場が、ご飯の時やお風呂の時に日常的にあって、話したことに対してちゃんと返事をもらえることで、また明日頑張ろうって思える。その積み重ねが生きるってことです。

あなたがなかなかその聞いてもらって共感してもらうっていう積み重ねを経験できない環境で育ってきたとしたら、家族を作るっていうことがどういうことかわからなかったんだと思いますよ。

 

あと10分ですね。この話について他に何かありますか?

 

私:旦那から、再構築の条件として、GPSと飲み会の写真を撮ってくるというルールを出されてます。

それについてご意見聞きたいです。

 

C:旦那さんが出した条件なのね。あなたはそのルールについてどう思ってる?

 

ルールがあることでお互いの安心につながればOK。でも、束縛につながるものでもあるから、その感覚が強くなってきた場合、また浮気とか、逃げ道を考えるようになってしまう。

 

そう思ったらまた相談する。そしてお互い納得できてかつ守れるルールに変えていく。

なかなか難しいでしょ。

 

だけどカウンセリングでもそうなの。

カウンセラーのいうことに対して違うと思ったらそれを伝えないと信頼関係が築けない。カウンセラーが言うことに対して、違うと思うから「違う」とはっきり言っても、それでもこの人だったらちゃんと前向きな話し合いにつながるんだと思えないと、話せなくなってしまいますね。

 

自分がどう感じたかを思ったまま言い合える関係であればいいのよ。

 

私:一回このルールで失敗してて、飲みに行くって言ったら怒られそうだと思ったから言えなくて、写真を撮るっていうことについても、撮れない状況ってどうしてもあって。

 

C:いまうかがって思った事を言っていい?

そう思ってる時点であなたは嫌なんだと思うよ。

 

私:はい、嫌です。でもその理由は明らかで、相手に嫌がられるのが嫌なんです。特に今回の件があったと理由を話せない人とか、写真が嫌いな人とか、撮りたくない、やめてって言われたら嫌だから。

 

C:そうですね。あなた側の抵抗を感じるから、もう少し話し合ったほうがいいと思うかな。

こんな風に思っているっていうことをもっとよく話して、守れるルールにしないとまた問題が起こると思います。

 

このルールの正解を今お伝えできなくて申し訳ないけど、話し合うってことが大事です。

 

 行政のカウンセリングは行けてる?子供の話がメインでしたよね。

 

私:行けてないです。どうしても子供の話になると、旦那さんは手伝ってくれるの?とか、旦那さんはなんとかみたいな話になることが多くて、そうなるとどうしても話す気がなくなってしまって。

 

C:それはどうしてだろう。その気持ちについても今後話していきたいですね。あたなも少し考えてみてくれる?