カウンセリング8回目②(2018/8/24)
カウンセリング8回目①はこちらです↓
「共感」
C:ご両親に話した時、旦那さんに話した時、
諦め以外に感じている気持ちはありますか?
私:…絶望?失望?
私の発言、考えはやっぱり間違えているんだ。私はいつもマイノリティで、間違えている。わかってもらえない。そんな気持ちになります。
C:あなたが本当に欲しいのは「共感」じゃないかしら。
前にご紹介した本は読みましたか?
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私:はい、読みました。
C:子どもに必要なものは共感です。
転んだ時には「痛くない!」と気持ちを先回りして親の都合のいいように言うんじゃなくて「痛かったね!」と共感してあげないといけません。
痛かったね、辛かったね、大変だったね、と共感してあげることがとても大切。
あなたのご両親は、否定はしないけれど、
共感をしてくれていなかったんじゃないかしら。
私:…
小学校1年の時に、
学校で写生大会があって、
牛舎に牛を見に行って描くことになりました。
なんでそうなったか思い出せないんですけど、
私は大きさの違う牛を3頭と後ろに柵と空を描いていて
すごく良い天気で綺麗な青空だったんですけど
その色が上手に作れなくて、
ずっと悩んでて気がついたら教室に私と先生だけでした。
先生は教壇で丸付けか何かしていて、
あれ、とは思ったけどやっぱり空が気になってまた絵に戻りました。
それでまたふと現実に戻ると、今度は教室の入り口にお母さんが立っていて、
それでも空の色に納得がいかなくて、
結局日が暮れるまでずっと悩んでお母さんと帰りました。
その話をこの前実家に帰省した時に母親に話したんです。
そしたら、
「あの時の先生はすごかったよね。」
と先生を褒めていて、私のことは何の評価もしてくれなかった。
私本当は、母親がその時私のことをどう思っているか知りたかったんです。
だから話したのに、母親は先生のこと…
母親は、私の求めている答えをいつもくれませんでした。
くれないというより、ずれている。
いま私に必要なもの、必要なことばを、
かけてくれませんでした。
C:それはまさに「共感」が不足しているということだと思います。
私:その話を旦那にもしたことがあります。
その時旦那は、「俺はそんな熱心に考えたことなかったなあ。適当に書いてた。」
と言いました。
でも、母親の回答よりは嬉しかった。
C:旦那さんの回答はあなたとの比較ですもんね。
あなたにはご両親の共感が足りてなかったと思う。
そしてそれを求めていた。
前にもお話したと思いますが、見たくないものは見ないというご両親でしたね。
このことをご両親のせいにするのは最適じゃないかもしれないけれど、
あなたは悪くないんです。
私:…
私の両親は、彼ら自身も何かを抱えて生きてきた人たちだと思うので、
親のせいにするのが、かわいそうです。
親のせいにしたくありません。
C:あなたは優しいですね。
親のせい、自分のせい、という白黒思考で言っているんじゃないですよ。
過去のこと、子供の頃のことに関して、あなたは悪くありません。
だけど、ご両親も精いっぱいがんばっておられた。一生懸命だった。
そう考えることができると楽になります。
私:…
C:この話をするのは辛すぎるかな?
罪悪感と私の夢
私:…
親はいま、経済的にも余裕がなくて、それなのに自分たちがお金を稼ぐのも申し訳ない気がするし、責任をなすりつけるのはかわいそうだし…
C:それはお金のことに限らず、
ご両親が幸せじゃないのに自分が幸せになるのが許せない。
と思っていますか?
私:…はい。
C:罪悪感はとても大きなものです。
罪悪感があなたの中で大きくなりすぎると自分を攻撃するようになってしまいます。
私:好きなことに気がついても、
全部何かストッパーがある気がするんです。
例えば、さっきの話とも関連するかもしれないけど、
私何かに没頭している時間がすごく幸せだと気がついて、
デザインをやりたいと思ったんです。
それで職場でデザインのセミナーに行こうと思っていたら、
プロのデザイナーさんが入社することになって、
私がデザインの知識を学ぶ必要がなくなりました。
このことに限らず、
やる気を出すと失敗するということがすごくよくある気がしています。
C:それは、罪悪感と関係あるかもしれませんね。
これ以上幸せになってはいけないと無意識のうちにストップをかけてしまっているのかもしれない。
デザインの道に進みたいのね。
成長特性(自閉症)のある人はデザインとか向いてる人多いんですよ。
あなたはすごく向いていると思う。
ご自身で勉強してみたらいいと思いますよ。