カウンセリング6回目③(2018/6/19)
カウンセリング6回目①②はこちらです。
投薬治療の開始
C:ちょっと生活が辛そうだね…
私:はい。薬を飲んだほうがいいでしょうか?
C:ご自身ではどうですか?お薬を飲んだ方がいいと思う?
私:はい。
C:私もそう思います。今のままだと生活に支障が出ていますね。あなたにも投薬治療の意思があるなら、とりあえず提携のお医者さんに繋いでみます。混んでるから予約が取れないかもしれないけど。
2、3日待ってもらえますか。大丈夫だったらメールで連絡するのでご自身で受診の手続きをされてください。
最初に話した解離は、うつととても近いものです。あなたには解離の症状も多くみられますが、それは、薬で治すものではなく、カウンセリングの領域です。
解離についてすごくわかりやすい本があるからご紹介だけしていい?あなたが好きな分析要素が強いから、もし良さそうだったらこの著者のもっと専門的な本を読むのもいいと思う。
解離は、あなたにとって自分を守るための方法です。そうしないとどうしようもない現実の辛さの中で生きているの。すごく頑張っていますね。あなたの状況で、お仕事をして、育児をして、というのはとても大変だと思います。偉いですよ。
私が紹介している本も、絶対次までに読まなければいけないというものではありません。
それでお子さんにイライラしてしまうようだったら、読まなくていいです。
手だけは上げないように…
私:あげてます!叩いたり蹴ったりしてます。たぶん。
C:あまり覚えてない?
…無意識でやってしまうこともありますよ。
こうやって、思った通りに話してくださっていいですよ。
今日は時間になったので終わりますが、大丈夫?カウンセリングのあとは解離が起きやすいです。フワフワしてる感じあるかな。両足が地面についていることを意識してくださいね。
立ち上がった時とか外に出た時に、グワーンと体を持っていかれるような感覚になるかもしれないので、危なそうだったらどこかお店に入って休んでね。
感想
毎回事前に、前回から今回までの1ヶ月のことを頭の中でまとめてからカウンセリングに行きます。でも、今回あれ?と思ったのが、この1ヶ月は明らかにいつもより苦しかったのに、何の記憶も思い出せないことでした。
自分のブログを読み返してみても、本当に苦しかった出来事は、自分とは別の人間が経験したことのような気がしました。
今回「解離」という概念を教えてもらいました。ひどくなると、「解離性人格障害」という障害になるそうです。わかりやすく言えば「二重人格」です。
自分のことなのに自分じゃない、という感覚はよくありますが、それを「解離」とカテゴライズすることで、新しい障害を明るみに出されたような気がして心がざわつきました。さらに解決すべき問題が増えてしまったような気がしました。
でもたぶん、私が抱えている100の問題は100のまま増えてはいなくて、100を、20のグループ、30のグループ、50のグループ…と分けていく作業をカウンセラーさんとやっているのだと思います。
今回良かったことは
- カウンセラーさんが思う改善の見通しを聞けたこと
- 漠然とした不安の原因がわかったこと
- パニックを起こす原因がわかったこと
です。
改善の見通し
カウンセラーさんは、改善の見通しを思ったよりも短期間で考えてくださっていました。境界性人格障害に関するどの本を読んでも、境界性人格障害の治療には何年もかかるとあります。私の場合も、治るまで数年かもしれないし、10年以上かかるのかもしれないと思っていました。
でも、カウンセラーさんは1、 2年で、と考えてくれていたし、何か意味があるのかな、と思いながらも続けてきたこのブログの存在を認めてくれて、治療のプロセスを自分で進めてきたと言ってもらえたことも嬉しかった。
漠然とした不安の原因
ずっとある漠然とした不安は、治るってどういうことなんだろうという不安でした。
境界性人格障害には、身体的な病気のように「完治」というものはなくて、不安定さのレベルや頻度が下がるだけで、一生だらだらと今の自分と生きていかなきゃいけないのではないかという不安。それなら今こんなに必死になって改善のために努力する必要ある?と思ってしまいます。答えは出てないけど、治療そのものへの不安の根源はこれなのだな、と気付きました。
パニックを起こす原因
最後に、私の不安が増強されるのは、子供が絡んできた時だとわかりました。自分の課題は冷静に俯瞰的に見ることができるようになってきたけど、子供が絡んでくると、他人の人生を私が壊してしまう不安と申し訳なさで冷静さを失うのだということに気付きました。
だいぶ長くなってしまいましたが、
読んでくださり、ありがとうございます。
[おわり]